続・体脂肪計の不思議数値 | オス豚の筋トレ日記β

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本家“オス豚の筋トレ日記”のコピーブログ。



身長167cm 体重86kg 体脂肪率34% のブタが、割れた腹筋を求めてさまよう苦悶の日々。ペラペラの財布と脆弱な精神力を駆使し、独自の減量方法でキレた身体を手に入れるまでの軌跡です。

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今日の数値
 体重:59.9kg 体脂肪率:20.6% 筋肉量:45.1kg 基礎代謝量:1353kcal/日

今日のトレーニングメニュー
 サイドレイズ(左右17.5kgずつ) 10 10 10 回
 スクワット(ウェイト0kg-30kg) 20-20 0-20 0-20 回
 デッドリフト(35kg) 15 15 12 10 10
 腹筋(レッグレイズ) 100 回
 シャドー(有酸素運動・試験的に導入) 約30分(予定)

 トレーニングの説明についてはこちらをご覧ください

 ………………………………………………………………………………

先日、体脂肪計の不思議数値という題目の記事を
アップさせていただきました。

その件についていくつかご意見をいただきましたので、
今回はちょいとその補足を。


今まで、ブタは“体脂肪計の数値の疑問点”を
何度も何度も、繰り返しblogのテーマに取り上げました。

例えばこの記事のコメント欄

閲覧してくださる有識者の方と
体脂肪計数値とその誤差について、
あ~でもねぇこ~でもねぇとボヤキました。

しかし、結局は
『自らの身体を解体する以外に、正確な体脂肪率を計測する手段は無い』
というところに行き着き、現在に至ります。

( ´-`)oO○(ま、当然ですけど……)

それらボヤキの続編ともいえる先日の記事。
コメント欄にて、私も度々blogを拝見している
QOL向上委員会さんから、こんなご意見をいただきました。

以下そのコメントより一部を抜粋  原文はこちら

  全否定するのはちょっとタニタがかわいそうです。
  市販の体脂肪計は確かに脂肪を直接測っていません。

  http://blog.livedoor.jp/quality_of_life/archives/6515530.html

  しかし、一応電気を流す事での抵抗で
  体重以外の計測をしていることも確かです。
  ですから皮下脂肪計測で計って
  5%の男は体脂肪計でもそれ前後になりますし、
  25%の男もまたそれ前後の数字が出てきます


  ……(以下略)

ご存知の方も多いかとは思いますが、
blog QOL向上委員会を管理なさっている森脇さんは
数々の輝かしいスポーツ歴をお持ちの有識者、いわば本職さんです。

ゆえにblog記事の内容も理路整然としており、
ブタの粗雑な文章とは違って、非常に説得力があるものばかり。
事実、私のblogのコメント欄にくださった意見も正論です。

  (実際の体脂肪率が)5%の男は体脂肪計でもそれ前後になりますし、
  25%の男もまたそれ前後の数字が出てきます。

たくさんの方々の体脂肪計による計測数値を
ご覧になってきたであろう、森脇さんのこのご指摘。

このことは、私自身も過去に確認しています。

ブタが愛用している体脂肪計を、友人数人が集まる酒の席に持ち込んで
試しに計測してもらった際、同じような身長・体重の友人の間でも
体脂肪率の数値には明らかな差が生じました。

性別・身長・体重はほぼ同じ。
しかし、過去にスポーツの経験があり、
見た目も比較的筋肉質な奴の体脂肪率数値は17%前後、
一方、スポーツ経験なし、
皮下脂肪ブヨブヨの奴の体脂肪率数値は23%前後。

この計測結果は、
「体脂肪計の数値には、他人と相対的に比較する場合において
 ある程度の信憑性がある」ということを示しています。


……しかし


QOLさんの「TANITAを全否定したらアカン」
というご意見が正しいとは自覚しながらも、
一消費者として、あえてTANITAに文句を申し上げたい。


そもそも、我々のようにダイエットや肉体改造を志す者は
高価な家庭用体脂肪計に対し、何を期待して購入するのでしょうか?

…まぎれもなく、過去の自分との正確で緻密な比較です。

我々が電気屋で購入した体脂肪計は、業務用ではなく“家庭用”。

“家庭”で使用するわけですから、
その体脂肪計を使用する人間は、主に自分自身です。
あとは家族が使用する程度でしょう。

スポーツジムや公共施設においてあるような体脂肪計のように
他人との比較をも目的としているわけではなく、
あくまで、過去と現在の自分を比較し、
検討・反省するためだけに大枚叩いて購入するんですよ。

『年齢も性別も身長も体重も同じなのに、体脂肪計で
 俺はあいつよりも体脂肪率の数値が5%高かった』

…短期的に見れば、
トレーニングをするための動機付けに役立つかもしれませんが、
これは他人との比較であり、過去の自分との比較ではありません。

ゆえに家庭用体脂肪計の使用意義から逸脱しています。

( ´-`)oO○(別にQOLさんが
 「他人と比較せぇ」と言っているわけではありませんよ。
 逆に「他人の数字は気にすんな」とおっしゃっています……)

『3ヶ月で体脂肪率が4%も増えてもうた…、
 筋肉量も減っとるし……、反省( ´-`)ゞ』

『体重は4kg、体脂肪率は5%減った(・∀・)。
 筋肉量は全然減ってない(゚∀゚)!!
 ヨッシャ! これからもがんばろう』

過去の自分と比較する材料をもたらすことで、
成果の出ない者には反省を促し、
成果の出ている者には達成感と更なるヤル気を与える、
これが体脂肪計の本来の役割です。


そこで思い出していただきたいのが、先日の実験結果。

『体脂肪計で計測される体脂肪率・筋肉量の数値は、
 実際の体脂肪率・筋肉量に関係なく
 体重の増減に比例する傾向がある』

このことは、体脂肪計使用者として非常に腹立たしい。

無酸素運動と有酸素運動によって地道にウェイトダウンした者に対し、
体脂肪率減少による歓喜と、筋肉量減少による失望を与える。
人並みならぬ筋力トレーニングを重ねた者に対し、
筋肉量増加による喜びと、体脂肪率増加によるガッカリ感を与える。

これを問題と言わずしてなんとする!

我々消費者が求めているのは、
他人との相対比較に長けた機械ではなく、
過去の自分と正確に比較することのできる機械です。

他人と自分の体型を比べることが得意な家庭用体脂肪計なんぞ
二束三文、何の意味もありません。

今現在、市場に出回っている体脂肪計に
この欠点を持たない製品はどれだけあるでしょう?
おそらくひとつも無いのではないでしょうか。

それはすなわち、
家庭用体脂肪計としてもっとも重要な機能を有していないにもかかわらず、
家庭用体脂肪計として販売されているということです。


QOLさんいわく、

  同じ条件で見比べて減ってきたとか増えてきたと知るためには
  家庭用で充分だと思っています。

  「増えてきた」「減ってきた」だけを(ボンヤリと)気にする。
  これが(体脂肪計との)一番良い付き合い方だと思います。

とのこと。

この意見は正しいです。
……というか、今後も体脂肪計を使い続けるのであれば
現実、自分を納得させて、その辺に妥協するしかないでしょう。

しかし、ブタはそんな正論で自分を押さえつけられるほど
精神年齢は高くありません。
こちとら体脂肪計買うために、高い金出しとんねん!( `Д´)ノ彡バンバン

  (ダンベルを持つ)計測方法で体脂肪がぐっと増えるのは、計測方法上自然です。
  電気が流れない体重は脂肪とみなすのが体脂肪計ですから。

おっしゃっていることはよくわかります。
「ダンベル持って測る」という特殊な条件ですので、
計算どおりの数値が出てこないのも、決して不思議ではありません。

……でもねぇ、そんな言い訳抜きで、メーカーには少なくとも

 ダンベル持って計測 → 体脂肪率微減

という程度の精度を持った
機械を作ってもらわんと困ります。

これくらいの文句を言う権利、我々にはあるでしょ?
だって、なけなしの銭はたいて、体脂肪計買おてんから!( `Д´)ノ彡バンバンバン

購入した当時、たしか1万円近くしましたよ。
よゐこの濱口さんなら、1ヶ月過ごすことができるほどの大金です。


TANITAさん、OMRONさん、
体脂肪率と筋肉率を正確にはじき出す体脂肪計、
なんとか作ってくださいよ。

それができないのなら、
“家庭用体脂肪計”の売り文句を少し考えてください。

…それもできひん言うねやったら、
……もうちょっと安くならんもんか?

HBF-355、これ欲しいねん!
別に正確に測れんでもええから。 (・m・ )プ

OMRONさん、勉強しとくんなはれ。
できれば3000円くらいで売ってくれ。 (・m・ )ププ

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